損益計算書

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目次と用語解説

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旧簿記講座

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損益計算書って何だろう

会計期間と損益計算

本日で5日目です。そろそろ振るい落とされてきた方も多いのではないでしょうか。 前回の貸借対照表と今回学んでいく損益計算書は、会社にとってこれを作成するのが最終的な目的と言っても過言ではありません。ですからしっかり習得して欲しいですし、その具体的な内容に入る前に会計期間についてお話します。会社はお金儲けをするのが目的だと言ったのを覚えていますか?究極的な目的はお金儲けですが、漠然と日々お金儲けをしているなと実感していても、一体どれくらい儲けたのだろう・・・と社長ならば気にするのではと思います。そこで適当に一定の期間を区切ってどれくらい儲けたのか成績表を作成することが求められたのです。それが今回学習する損益計算書(そんえきけいさんしょ)なのです。

損益計算書は一定期間の成績表

一定期間は色々あるのですが、大抵は1年で区切る場合は多いです。つまり1年ごとに成績表を作成するのです。一定期間ですから1年と決めたら毎回1年ごとに作成しないと意味がないですよ。こうすることによって期間比較が可能になるのです。毎年成績が上がると社長としては嬉しいじゃないですか。でも毎年成績が悪くなると、社長としては何とかしないとと思うわけで、お金儲けの方法を見直さないといけませんよね。おっと、いつまでもお金儲けと言ってると簿記のイメージが悪くなりそうですね(笑)。ここらでかっこよくお金儲けではなく、「経営活動」と呼ぶことにしましょう。そしてそのお金儲け・・・じゃなくて経営活動による成績の事を「経営成績」と呼び、その経営成績の内容を計算した書類を損益計算書と呼ぶのです。
大きく成長

貸借対照表と損益計算書の違いについて

さて、具体的な内容の前にもう少しお付き合い下さい。前回学んだ貸借対照表と損益計算書の違いは何でしょうか。ここでは無理に覚える必要はありませんので、軽く読んで流して頂ければいいでしょう。損益計算書は一定期間の成績表でしたね。大抵は1年ごとに成績表を作成しましたね。それでは貸借対照表はどうでしょうか。貸借対照表は少し触れたかもしれませんが、一定時点の正味財産の状況を表した一覧表なのです。言い換えれば貸借対照表は点で把握するのに対して、損益計算書は線で把握していると言えますね。

貸借対照表は時点、損益計算書は期間計算

貸借対照表と損益計算書は全く意味合いが違うようですが、実際には密接に結びついています。何故なら汗水流して頑張って儲けたということは、結局のところは正味財産が増えていることになり、必然的にこれらは連動している事になります。この辺の話はおいおいしていくつもりですのでお楽しみに。
違いの分かる男たち

収益について

それでは損益計算書の具体的な内容について見ていきましょう。まずは収益(しゅうえき)について学びましょう。収益とはぶっちゃけ何だと思いますか?会社の目的は何でしたか?そう、経営成績を上げて正味財産を増やすことでしたね!簡単に言えばお金儲けです(笑)このお金儲けの元となる物を収益と呼ぶのです。例えば200円でダイコンをおばちゃんに売ったとしましょう。この200円は売上(うりあげ)と呼ばれる収益になります。また、あなたがマンションを持ってて貸し出したとしましょう。この時受け取る家賃も同様に収益となります。その他、銀行にお金を預けた時に受け取る利息や、株式を持ってた場合に受け取る配当金も収益になります。全部儲けの元になります。理屈抜きで、イメージで覚えてくださいね。どうしても覚えられない人は第3者(他人)から貰えるもの(収入)は何らかの収益になるのかな・・・みたいなイメージで結構です。

収益は会社の儲けの元。

代表的な収益項目に、商品を売り上げた際の「売上」や土地や建物を貸した時に受け取る「家賃収入」、銀行にお金を預けた時に受け取る「受取利息」、株式などの配当金領収書を受け取った場合の「配当金収入」などが代表的な収益になります。
お金より大切なもの?!

費用について

次に費用(ひよう)を見ていきましょう。費用とは一体何でしょうか?これは簡単に言うと収益を得るために要した努力を言います。ちょっと難しく聞こえてしまいますが、やさしい例えでお話します。あなたは、魚(収益)が食べたくなりました。ボーっとしていても魚が空から降ってくる訳はありません。そこで魚のいる川に行く事にしました。川に飛び込んで素手で捕まえれば一番いいのでしょうが、ちょっと無理そう。。。そこであなたは釣りをしようと考え、途中で釣竿とエサを買って釣りをして念願の魚をゲットしました!どうですか?イメージ出来ましたか?魚(収益)を得るために少しだけ出費をしましたね。この場合は釣竿とエサが魚を得るために要しました。つまり魚(収益)を得るための釣竿・エサ(費用)となるのです。

費用は収益を得るために必要な物。

収益は先程学びましたが、代表的な物に「売上」があったと思います。ダイコンをおばちゃんに200円で売る・・・この200円が売上になるのですが、費用はどのような形で計上されていると思いますか?ダイコンを売る以上は、ダイコンが無いと話になりません(笑)例えばどこかの農家で100円で買ってきたとしたら、この100円が仕入(商品原価)と呼ばれる費用となります。ダイコンを袋に入れて渡したのなら包装費用が発生しますね。店を借りていたら家賃という費用が発生します。お客様を呼び込む為に新聞にチラシを入れたら広告費用が発生します。おばちゃんの相手をしているあなたのお給料も費用ですよ!どうです?イメージ出来ましたか?無理に覚える必要はありません。何らかの収入を得るためにやむを得ず支払ったものは費用になるのかな・・・みたいなイメージで結構ですよ。

費用は収益と密接な関係。

代表的な費用項目に、商品を売り上げた際の「商品原価」や従業員の「お給料」「水道光熱費」、電話代・郵便切手などの「通信費」、運送業者に支払う「運賃」、事務用品を購入した際の「事務用品費」、広告をした場合の「広告宣伝費」その他色々あります。細かい内容はここでは触れませんので、大まかなイメージで頭に入れて頂ければ次々進んでいいでしょう。大切なのは暗記ではなくてイメージが出来ているかどうかですよ。
費用を極める

純利益について

最後に純利益を見てみましょう。くどいようですが、会社の目的は儲けること・・・つまりお金儲けでしたね(笑)でも勘違いされる方がいるのですが、例えば200円のダイコンを売り上げたら200円の儲けになると思いますか?ここまでの流れをイメージ出来ていれば、「いやいや、それは違うよ。」と即答してくれなければ困りますよ。つまり200円を得るために色々な費用、つまりコストが発生しているのです。なので単純に200円儲けたと喜ぶのは間違いだと言えます。そこで、本当の儲けである純利益を計算してみましょう。実は簡単で、収益から費用を差し引いたものが純粋な儲けである純利益(じゅんりえき)なのです。どうです?意外と簡単でしょ(笑)

最終的な目的は純利益を求める事。

よくパチンコや競馬で3万円勝ったとか5万円勝ったとか景気のいい話を聞くことがあると思いますが、大抵は換金した時に受け取った金額を言ってる人が多く、実際にそれを得るのにどれだけ投資したんだと聞き出すと実際にはあんまり儲かってない事がよくあります。あまり良い例えではありませんが、簿記の世界ではいくら換金して受け取ったかよりも、正味どれくらい財布の中身が増えたのかってところが大事なのです。ちょっと難しかったかな・・・
えりーとくん登場