このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment
トップページ > 過去ログ > 記事閲覧
費用の繰延について
日時: 2008/08/07 03:07
名前: うりんこ。 

ある問題集からなのですが。

門)当店の平成5年度(平成5年1月1日〜平成5年12月31日)、平成6年度(平成1月1日〜平成12月31日)の文章を読んで仕訳し、勘定に転記しなさい。

1、平成5年度
4月1日 向こう1年分の保険料¥12,000を現金で支払った。
12月31日 決算日を迎え、保険料の繰延を行った。
12月31日 損益振替を行い、勘定を締め切った。

2、平成6年度
1月1日 再振替を行った。
4月1日 向こう1年分の保険料¥12,000を現金で支払った。
12月31日 決算日を迎え、保険料の繰延を行った。
12月31日 損益振替を行い、勘定を締め切った。った。

解答

1、平成5年度
4/1 借)保険料   12,000 貸)現金 12,000
12/31 借)前払保険料 3,000 貸)保険料 3,000
12/31 借)損益    9,000 貸)保険料 9,000

2、平成6年度
1/1 借)保険料  3,000  貸)前払保険料3,000
4/1  借)保険料  12,000 貸)現金   12,000
12/31 借)前払保険料 3,000 貸)保険料  3,000
12/31 借)損益  12,000  貸)保険料 12,000

となっています。
わからないのは、
1.平成5年度 12/31の損益振替なのですが、どうしてそうなるのでしょうか?
テキストの損益振替を読んでもイマイチわかりません。
2.平成6年度 1/1の再振替です。なぜ、¥3,000なんでしょうか? ¥9.000ではないのはどうしてなんでしょうか?
3.平成6年度の損益振替で、¥12,000のなるのはどうしてでしょうか?

この3点が謎です。。。
損益振替を理解してないのはわかっているので、費用の繰越、見越しがくわしくわかるサイトなどでもいいので、教えていただけたら嬉しいです。

よろしくお願いします。

Page: 1 |

Re: 費用の繰延について ( No.1 )
日時: 2008/08/08 10:04
名前: 開哉散 

まずは、損益振替のリクツについてです。

  ・決算は、その期間に得られた利益を計算し、決算時点の資産・負債の額を明らかにするために行う。
  ・利益=収益−費用 である。

この2つのことから、「収益と費用は、決算を超えて残らない。」ということがわかります。
なぜなら、収益と費用は、決算手続きによって利益に集約されるからです。
ちなみに、この集約内容を表したものが、損益計算書です。

その際、 収益と費用の総勘定元帳の、決算手続き前後の動きはどうなるでしょうか。
まず、  決算手続き前は、収益・費用の各勘定には借方貸方のどちらかに残高があります。
例えば、 設問H6年度の保険料勘定は、

    (借) 1/ 1 前払保険料3,000 (貸)12/31 前払保険料3,000
        4/ 1 現金    12,000

     となっています(T字フォームで書けないので仕訳みたいですが、総勘定元帳です。)。
すなわち、借方残高12,000です。
ここで、 保険料は費用科目だから、残高を利益に集約させて、残高0にしなければなりません。
そこで、 その手続きを決算で行いますが、これこそが損益振替です。
例えば、 上記保険料勘定は、

    (借) 1/ 1 前払保険料3,000 (貸)12/31 前払保険料3,000
        4/ 1 現金    12,000        損益   12,000

    となり、借方・貸方とも合計15,000で、残高0です。
この時、 貸方に「損益12,000」を入れ込んだのが解答末尾の仕訳です。
    (何らかの仕訳がないと総勘定元帳に載せられないことに注意してください。)

一方、  損益の総勘定元帳について考えてみます。
すると、 各科目の損益振替が完了した後は、

       借方に費用科目、貸方に収益科目

     が集まっており、借方合計が貸方より小さければ、その差額が利益です。
ちなみに、完成した損益の総勘定元帳は、損益計算書と全く同じものになります。
というか、損益元帳を体裁よく書き直したものが損益計算書なのです。

以上がご理解いただければ、ご質問の1と3はおわかりになると思います。


次に、ご質問の2についてです。

まず注意していただきたいのは、

   「前払保険料」は費用科目ではなく、資産科目である。

ということです。
H5年4月1日に支払った保険料には、H6.1.1〜H6.3.31分3,000も含まれています。
すると、 H5年決算時に、翌期分の権利3,000が残っていることになります。
すなわち、その3,000はH5.12.31時点では資産であり、これを表したものが前払保険料に他なりません。
ちなみに、前払保険料などの前払費用は、決算日の翌日に逆仕訳をして消し込みます。
これは、 資産とはいっても既に代金は払ってしまったし、期限が来れば自動的に消滅するものだから、
     忘れないうちに消しておこう、という趣旨です。

以上の説明でいかがでしょうか。
Re: 費用の繰延について ( No.2 )
日時: 2008/08/11 05:42
名前: うりんこ。 

遅くなってスイマセン!
理解するのに、3回くらい読み直しましたが、
とてもよくわかりました

どうもありがとうございました!

Page: 1 |