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現金過不足の仕訳の意味
日時: 2003/07/16 10:56
名前: とみ 

[問題文]
決算につき、かねて現金過不足勘定に記入しておいた現金不足額54,000の原因について、調査の結果、通信費の現金支払額48,000、水道光熱費の現金支払額22,000、手数料の現金受取額20,000の記帳もれであることが判明したが、これ以外の原因については不明のため、雑損失として処理することとした。
[解答]
(借)通信費48000・水道光熱費22,000・雑損失4,000
(貸)現金過不足54,000・受取手数料20,000

「質問」
ど忘れしたので質問させて下さい。
以前3級を勉強した時に、(貸)現金過不足54,000を最初に記入して現金過不足勘定の借方を打ち消して貸借ゼロにして、その後通信費、水道光熱費、受取手数料を貸借書き込むのは分かるんですが、雑損失を出す時に(貸)現金過不足54,000を含める意味が分かりません。
貸借そろえるのは分かるんですが、
現金過不足勘定はゼロですよね雑損失は50,000になりませんか?

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現金過不足仕訳(説明) ( No.1 )
日時: 2003/07/16 15:33
名前: あんだんて 

とみさん、こんにちは。

現金過不足勘定に記入した場合の仕訳を思い出してみましょう。例題を見てください。

例題)現金の手許有高が、現金勘定上の残高より54,000円少なかったので、現金過不足勘定に振り替えた。

この場合、現金を手許有高に合わせるため、現金勘定残高を減らす仕訳、つまり
(借方)現金過不足 54,000/(貸方)現金 54,000
と言う仕訳を行います。

この仕訳を行っていることを前提にして、とみさんが提示している問題が出題されています。
現金過不足勘定は相殺されることは分かっているようですね。

この場合、現金過不足 54,000を貸借逆にして相殺する仕訳が必要になります。
その意味で、貸方に現金過不足がくるわけです。

通信費の支払いは費用ですので借方に、水道光熱費の支払いも費用ですから借方に、
手数料の受け取りは収益ですので貸方にきますよね?
後は、貸借の差額が雑損失になりますので、最終的な仕訳は、とみさんがだしているようになるわけです。


ここでのポイントは、現金過不足の残高を0にする仕訳と、未処理事項の仕訳を同時に行うことにあります。
ここは、私の教え子(とは言っても後輩ですが)も結構悩んでた所でしたね。
Re: 現金過不足の仕訳の意味 ( No.2 )
日時: 2003/07/17 09:08
名前: とみ 

あんだんてさん返信いただいてありがとうございます。
解説を読んだんですが、雑損失を出すときに、
元々マイナスの現金過不足54,000とプラスの収益の手数料20,000を合わせていいんですか?ここがよくわからないというかなんかひっかかるんです。
こういうパターンと思った方がいいでしょうか。

補足 ( No.3 )
日時: 2003/07/17 11:40
名前: あんだんて 

えと、このように考えておいてください。

1つずつ仕訳をしていくと、実はこのようになるのです。(金額は省略します)

通信費/現金過不足
水道光熱費/現金過不足
現金過不足/受取手数料

普通、同じ項目が貸借両方に出てきている場合は、相殺されますので、
(借方)通信費 48,000・水道光熱費 22,000
(貸方)現金過不足 50,000・受取手数料 20,000
と言う仕訳が完成されます。

ところが、本来は、貸方に現金過不足が54,000こなければいけないはずなのに、50,000しかきていませんよね?
あと4,000の行方が知りたいわけです。でも、原因が判明しなかったため、
雑損 4,000/現金過不足 4,000
と言う仕訳がさらに行われたわけです。

それらをまとめて答えが出てくる訳なんです。


長々と書いちゃってかえって混乱したかもね。

でも、あんまり難しく考えず、一緒にしておきましょう。
(パターンだと思って差し支えないと思います)
貸借の差額が雑損失もしくは雑収益であるのは明らかなんですから。
Re: 現金過不足の仕訳の意味 ( No.4 )
日時: 2003/07/18 09:43
名前: とみ 

あんだんてさん追加の返答ありがとうございます!うわーすっごくスッキリしました。
はっきりと分かりました。わかりやすいです。
2回も返答してもらって本当にありがとうございました。

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