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「未払費用」についての質問
日時: 2003/08/04 12:54
名前: hippi 

はじめまして。近々、3級を受験する者です。
以下の問題の解答について質問です。
どなたかご回答宜しくお願いします。

◆つぎの各取引の仕訳をしなさい。(社の決算期が 6月1日から5月31日とする。)
a.5月31日、5月分、6月分の2か月分支払の家賃料 30万円のうち、まだ支払っていない分について、費用の見越し計上をする。
b.6月1日、決算処理後、未払費用を費用勘定に振替えた。
c.6月31日、未払の家賃を含む2か月分の家賃料30万円を現金で支払った。

→ a.(借方)支払家賃  15万円 /(貸方)未払家賃  15万円
→ b.(借方)未払家賃  15万円 /(貸方)支払家賃  15万円
→ c.(借方)支払家賃  30万円 /(貸方)現 金   30万円


上記の「b」ですが、
借)未払い家賃(負債−) 貸)支払い家賃(費用?)

という仕訳が何故成り立つのでしょうか?
負債のマイナス⇔費用のマイナス
というメカニズムが理解できません。

どうぞ宜しくお願いします。

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未払費用の再振替について ( No.1 )
日時: 2003/08/04 14:26
名前: あんだんて 

6月は30日までしかありませんね。

ちょっとしたツッコミはさておきまして、ご質問の件にお答え致します。

こう考えてみましょう。
5月31日までに計上しなければいけない家賃は15万円だから、
支払家賃 15万/未払家賃 15万 と言う仕訳をしなくてはいけないわけです。
(これは大丈夫ですよね?)

6月から始まる期に計上される家賃は15万円であって、30万円ではありません。
6月30日に支払われた家賃には、前期の分がありますので、
その分を引いてあげなきゃいけないんです。
その仕訳がbの仕訳です。

そうすれば、cの仕訳をしたときに計上するべき金額がきちんと設定されるわけです。

こんなもんでよろしいでしょうか?
Re: 「未払費用」についての質問 ( No.2 )
日時: 2003/08/04 15:50
名前: hippi 

あんだんてさん

どうもありがとうございました。
理解できました。

どうやら『費用と収益の修正』の概念の理解が不十分
のようです。

焦らずやっていきます。
Re: 「未払費用」についての質問 ( No.3 )
日時: 2003/08/05 09:55
名前: アミノ酸 

hippiさん、こんにちは。
ここは、私も最初すごく混乱したところでしたが、(いまだに混乱してますが)
月初処理、月末処理、期首から期末の処理を一連の流れを通して
理解すればすぅ〜っと入ってきますよ。
最初仕訳だけ理解していたときは???と思っていましたが、精算表や
貸借対照表・損益計算書・期首振替処理というのを勉強していくにつれて
だんだんわかってきましたよ。
まだ8月ですし、あせらずにがんばってください。(と自分にも励ます(‥;))
Re: 「未払費用」についての質問 ( No.4 )
日時: 2003/08/05 13:04
名前: hippi 

アミノ酸さん

どうもありがとうございます。

私も簿記の勉強はまで駆け出しなので、
もっと全体像が見えてくれば部分的なものも
クリアになってくるんでしょうね。

アミノ酸さんのおっしゃる通りだと思います。
焦らずやっていきます。
Re: 「未払費用」についての質問 ( No.5 )
日時: 2004/07/04 16:10
名前: inoue 

今、あることを調べている時に本件を見ました。このケースは6/30日に5月(前期の家賃)と6月(今期家賃)の家賃を支払ったのですから、bの仕訳はせずにcの仕訳で(借方)支払家賃  15万円,未払家賃15万円 /(貸方)現 金   30万円が正しいと思います。前払費用の計上と勘違いでは?未払費用は費用に参入されますが支払いはまだの状態です。



Re: 「未払費用」についての質問 ( No.6 )
日時: 2004/07/04 20:37
名前:  西村丈治  < >

「inoue」さんのいわれるように6月30日に次のような仕訳をするのも一つの考え方であると思います。
 支払家賃 15万円   現金 30万円
 未払家賃 15万円

 このような処理をするためには5月31日に未払家賃という債務が発生していることを常に認識しておく必要があります。

 これに対して6月1日に次のように再振替を行っておきますと発生主義に基づく費用の認識、記録と、現金主義に基づく費用の認識、記録という二重計上の問題は機械的、自動的に回避することができます。

 未払家賃 15万円  支払家賃 15万円

 つまり当期の支払家賃勘定は、本来、費用は借方勘定であるに拘わらず、貸方への記入から始まります。
 このことによって6月30日に支払われた30万円の支払家賃のうち当期分の家賃は15万円であることを機械的、自動的に認識、記録することができます。

6月30日の「支払家賃」勘定
 支払家賃 30万円  支払家賃 15万円

 このような処理は2級簿記に入って工業簿記のうち、賃金の計算期間と原価計算期間とが食い違う場合に発生主義に基づく賃金の認識、記録と、現金主義に基づく賃金の認識、記録という二重計上を回避するに際してその有用性を発揮することになります。

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