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未収地代勘定の受取地代勘定に振り替え
日時: 2005/02/04 12:54
名前: 修行に終わりはない 

どなたか教えて頂けないでしょうか。

第105回 第3問〔資料2〕補助記入帳に記入されない取引の1/1未収地代勘定の月初繰越額を受取地代勘定に振り替えるの、より。

T社の解答によれば、補助記入帳に記入されない取引は、
1/1 借方(受取地代)300 貸方(未収地代)300

とあります。借方(受取地代)300 貸方(前受地代)300であれば、収益の繰延として理解できるのですが、貸方が(未収地代)というのはどう理解すればよいのでしょうか?借方 ×××300 貸方 未収収益300という事は、借方に(現金)や(当座預金)といった資産を回収するための勘定科目が入るのでは…?(受取地代)は、貸方であれば収益の発生で、借方ではその逆。問題では未収収益(未収地代)の回収が、収益の取消し(受取地代)による、という事でよいのでしょうか…???
そもそも未収地代勘定を受取地代勘定に振り替えるというのはどういう事でしょうか?〔資料2〕の問題で、前払家賃勘定を支払家賃勘定に振り替えるという指示は、前払家賃(資産)を減少させ、支払家賃(費用)に充てるという事でいいと思うのですが…。

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Re: 未収地代勘定の受取地代勘定 ( No.1 )
日時: 2005/02/04 16:34
名前: 西村丈治  < >

 説明を分かりやすくしますために具体例に基づいて説明させていただきます。

 東京産業(株)は04年10月1日に川崎商事(株)にたいして1ヵ月500円の地代で毎年9月末に地代を受取るという後払いの約束で土地を賃貸しました。 決算日は3月31日です。

 04年10月1日  記録なし
 
 05年3月31日
 未収地代 3,000  受取地代 3,000

 05年4月1日(再振替)
 受取地代 3,000 未収地代 3,000

 05年9月30日
 現金 6,000   受取地代 6,000

 つまり05年3月末に到来します会計年度における受取家賃は発生主義(用役の提供による収益の実現と対価である債権の発生)に基づきまして認識、記録されます。

 ついで翌日の4月1日(新しい会計年度の初日)には3月末に行われました収益の見越計上の仕訳を再振替(反対仕訳)します。
 その理由は再振替をしない場合には05年9月末に行われます現金主義に基づく受取家賃の認識、記録によりまして04年10月から05年3月までの6ヵ月分の家賃は二重計上(発生主義と現金主義)されることになるからです。
 このような事態を回避しますために会計年度のはじめに本来は貸方勘定である受取家賃勘定の借方に上記の6ヵ月分の家賃は記録されて、結果的に9月末に受領されます受取家賃から控除する働きをします。

Re: 未収地代勘定の受取地代勘定に振り替え ( No.2 )
日時: 2005/02/05 10:16
名前: 修行に終わりはない 

具体的、論理的な回答ありがとうございました。では、過去問の 未収地代 300 は、再振替後、当期の受取日に回収され、
現金or当座預金 300(以上?)   受取地代 300(以上?)
となる。(以上?)としたのは、具体例のようなケースが想定されるため…という事でよろしいでしょうか?

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