Re: 修正仕訳 ( No.1 ) |
- 日時: 2005/05/17 15:23
- 名前: 勉強中の身
- 未収利息 = 資産の勘定(将来受取れる資産)
受取利息 = 収益の勘定(将来受取れる収益)
決算の際、本来今期に受け取るべき収益は経常しなければなりません。 ですので、未収利息という資産勘定から、受取利息に見越し経常をします。
資産 (借)+ (貸)− 収益 (借)− (貸)+ (借)未収利息(貸)受取利息
こんな感じかな。
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Re: 修正仕訳 ( No.2 ) |
- 日時: 2005/05/17 16:16
- 名前: 西村丈治
- 金銭の消費貸借におきましては、借主は借入条件にしたがって、利息を支払い、貸主は貸付条件に従って利息を受取ります。
つまり金銭の貸借が行われますと、借主から見れば支払利息は日々、発生し、貸主からみれば受取利息は日々、発生していることになります。
このように期間の経過につれまして、現実に利息は発生していますが、契約上の支払期日が到来していない場合には、利息相当額の現金の授受は行われません。
上記の 未収利息 / 受取利息は、決算日までに受取利息は発生(実現)していますが、支払期日が到来していないために現金の形で受取っていない受取利息を、発生主義に基づいて認識、記録したものといえます。
つまり受取利息は発生しており、その意味で収益は実現していますが、支払期日が到来していないために、未だ、現金の形では受取っていない利息を、未収利息という債権(請求権)の形で、認識、記録したものといえます。
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Re: 修正仕訳 ( No.3 ) |
- 日時: 2005/05/17 16:23
- 名前: リキマル
- ありがとうございます。見越し経常ですね。ただ、もっと踏み込むと、今期に受け取るべき収益は計上「しなければならない」ことが分かってなかったです。これだと、実際に受け取ってない利息を含めて「当期純利益」が出されることになりますよね。でも、イメージは掴めてきました。
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Re: 修正仕訳 ( No.4 ) |
- 日時: 2005/05/17 16:50
- 名前: 西村丈治
- 慣習上、上記の取引(決算整理仕訳)は、収益の見越計上と言われていますが、理論的にも、現実的にも、収益(受取利息)は実現しています。
単に決算の時点を契機にしまして、収益の実現が認識、記録されたにすぎません。
翌期首に再振替を行いますのは、決算整理仕訳のままで放置しますと、現実に利息が支払われた時に(借方)現 金 (貸方)未収利息 受取利息
という厄介な仕訳を行なうことを回避するためです。
再振替をしておきますと、期首に本来、貸方勘定である受取利息が、借方に記入されますので、現金で利息を受取りました場合、(借方)現 金 (貸方)受取利息という仕訳を行いますと、前期に発生しました受取利息は、機械的に差引かれることになります。
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Re: 修正仕訳 ( No.5 ) |
- 日時: 2005/05/17 17:50
- 名前: リキマル
- 「未収利息という債権の形で収益は実現している」よく理解できました。本当にありがとうございました。ここらへんは、問題集の解説でも書いてない部分ですので、助かりました。
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