仕訳一本勝負(日商3級仕訳問題)第9回解答・解説

  • HOMEへ戻る
  • TOPへ戻る

日商簿記3級 仕訳問題解答・解説

 
借方科目 金  額 貸方科目 金  額
当座預金 3,000 有価証券利息 3,000
当座預金
手形売却損
988,000
12,000
受取手形 1,000,000
当座預金
当座借越
支払手数料
1,750,000
250,000
756
普通預金 2,000,756
買掛金 3,200 仕入 3,200
保険料
立替金
預り金
130,000
10,000
5,000
普通預金 145,000

ワンポイント解説

1. 期限の到来した社債の利札は現金として扱うが、問題文よりただちに当座預金としているので間違えないようにしよう。また受取利息ではなく有価証券利息であることに留意しよう。

2. 裏書譲渡された「受取手形」を割り引いているだけなので難しく考えないようにしよう。よく読めば、本問はオードソックスな手形の割引の問題である。

3. 同一会社内の銀行口座間の資金移動は実務でもよくあるが、落ち着いて考えればそれほど難しい取引ではない。本問は当座借越と振込手数料の論点とセットになっているので、ややこしく感じるが混乱しないで解いて欲しい。

4. 仕入返品・値引きの問題であるがどちらも同じ仕訳になることに留意しよう。

5. 店舗の火災保険料は費用になりますが、従業員や店主が負担すべき生命保険料は費用で計上は出来ません。従業員の場合は立替金で処理し、店主の場合は資本金を減らします。本問は資本金勘定で指定されていましたが、資本金の減少には引出金勘定を使う場合もあります。