日商簿記1級合格体験記

  • HOMEへ戻る
  • TOPへ戻る
  • 体験記の投稿

日商簿記1級合格体験記

  • ともさん
  • 第98回日商簿記検定
  • 1級合格

43歳から始めた簿記で見事1級合格!

43歳から簿記の勉強を始めました。3ケ月ほど勉強して3級に受かり、半年後には2級に合格しました。

勉強の動機は、リストラにそなえて経理の知識を仕入れておこう、といった程度でした。ですから、2級でやめてもよかったのですが、どうせならば1級をとっておけばハクがつく、と思って挑戦しました。正直、ずいぶんと甘く考えていました。第95回の試験結果は、商、会、工、原(以下同順)の順に、7、8、13、11の合計39点と、さんざんでした。

続く第96回は、14,12,19,9の合計54点。少しは自信があったので、ショックでした。しかし、こうも考えました。1回目より、15点上がった。ならば、次はさらに15点、プラス頑張り分で1点を積めば、ぎりぎり70点で合格できる。ここで、作戦を立て直すことにしました。 2回の受験でわかったのは、1級では、非常に広い知識と計算方法が、頭の引き出しに上手に収納され、いつでもパッパッと、出せなければならない、ということです。正直なところ、頭の固くなった中年には、つらいことです。同世代の人ならわかっていただけるでしょうが、10個のことを覚えたつもりでも、9個はいつのまにか消えていってしまうのですから。 ま、泣き言をいっても、しようがありません。なんとかしようと、次のようなことをやりました。

(1)サブノートを作成

ルーズリーフノートを使いました。差し替えがきいて、便利です。また、コピーしたものをそのまま綴じるために、ルーズリーフ用のパンチも買いました。ノートで工夫したのは、テキストではよくわからないことを、自分の言葉に置き換える、ということと、覚えにくいことを、語呂合わせにする、ということでした。こうして作った、言わば自作の参考書を、頻繁に読み返して、物忘れ防止に努めました。

(2)自作の問題集を作成

過去問題集から、会計学の問題を縮小コピーして、切り取り、100円ショップで買ったシステム手帳にファイルしました。この自作問題集を持ち歩き、少しの空き時間を使って解くようにしました。例えば、女房が買い物をしている間、休憩所でひとつ、ふたつの問題は、楽に解けました。

(3)解答時間の分割を割り切る

総合問題を解くためのまとまった時間というのは、なかなかとれません。そこで、この時間を分けても良い、と割り切ることにしました。例えば、40分で解くべき問題があったとします。しかし、午前中は20分しか時間がない、というとき、20分だけ、問題を解きます。残りは午後、あるいは次の日に、20分かけて行うのです。邪道といわれるかもしれません。しかし、今日は時間がないから明日にまわそう、翌日になったら、また今日も時間がないから明日にしよう、と考えて何もしないよりは、はるかに良いと思います。

こうして受けた第98回の試験で、無事合格しました。点数は、18、17、15、22の合計72点でした。ぎりぎりじゃないか、と笑われそうですが、走り高跳びと同じです。バーの高さが70センチ(点)なのに、必死に100センチ(点)跳ぶ必要はないわけです。

使ったテキストを紹介します。

(イ)とおるテキスト 全4巻 (TAC)

(ロ)過去問題集 (TAC)

(ハ)予想大会ビデオセット (TAC) ---(これ、結構お勧め品です。)

また、独学で勉強した結果、受験料を含めた全費用は、5万円ほどですみました。以上、1級を目指す方、特に中高年の方の参考になれば幸いです。

不合格で奮起!継続学習が合格の鍵

私が日商の勉強を始めたのは、1級を合格する1年ちょっと前からでした。3級から始めたのですが、実際その年の秋の試験では2級までは・・・という自信があったので2級まではどうにかなりました。

それから翌年の1月から1級に進みました。

仕事はしていなかったので、じっくり勉強に充てられるはずだったのですが、2級に合格して多少甘くみていたせいかその年の6月では惨敗でした(笑)学校で最低限やらなければいけなかったテキストすらあまりやっていなくて、答練をやっていました。

ルーズリーフノートを使いました。差し替えがきいて、便利です。また、コピーしたものをそのまま綴じるために、ルーズリーフ用のパンチも買いました。ノートで工夫したのは、テキストではよくわからないことを、自分の言葉に置き換える、ということと、覚えにくいことを、語呂合わせにする、ということでした。こうして作った、言わば自作の参考書を、頻繁に読み返して、物忘れ防止に努めました。

焦って1カ月間。翌月の全経上級も受験しましたが、ダメで。(笑)基礎ができていなかったんですね。

それで、「これではダメだ」と思い気合を入れて11月合格を目指して下記のことをしました。

まずは、次の11月まで時間がなかったのですぐ気を取りなおして勉強しました。学校の申込みをし、ひたすら自習室で5、6時間はやっていました。5、6時間と言っても1日の4分の1くらいですからあとの時間は自由時間っていうわけで、それほど「没頭」し過ぎていた感じではなかったです。

それで、前回やっていなかったテキストの問題をひたすら解きまくりました。次にその時やっていたコースの問題、前回の答練を2、3回転まわしてから今度はコースで定期的にあるテストの復習を何度か。あとは、本試験の過去問を2、3回。そうこうしていると答練の時期になるので、あとはそれを受けて復習の繰り返しでした。

ただ、やればやるほど心配になるもので私は他の専門学校の答練も取り寄せてそれも何度か解きなおしました。私は会計学がとても苦手で企業会計原則を直前まで覚えていませんでしたからそれをカーッと一気に入れこみました。

簿記は呼吸と一緒で毎日やらないとダメだっていうのを人から聞いたことがあります。

「継続は力なり」だと思うのでぜひ皆さんにも、私自身も頑張っていきたいと思っています。